Day 4
毎晩静かに寝られるように、波の影響の少ない島影を求めて30分程移動しているので、毎朝夜が明けると錨を上げ、サーフスポットに向かう。今朝はライトのバレルで有名なHTへ直行し、7時半には到着。昨日とは比べ物にならないほどの上質の波がブレイクしていた。サイズはセットでアタマちょっとぐらいだがウネリが真南から来ているからか、ブレイクは短め。ビデオなどで見る本来のテイクオフのポジションよりショルダー寄りのところからテイクオフ。それでも、テイクオフしボトムでタイミングを合わせればチューブにすっぽり入れる。
驚いたのはテイクオフの簡単さ。HTのような感じのチューブにノースショアで入ろうと思えば、かなり真剣にパドルをし、髪の毛が逆立つようなテイクオフをしなければならないのだが、このHTでは簡単に波に乗れてしまうのである。まだサイズが大きくないことも理由の1つだと思うが、メンタワイのテイクオフは比較的ラクという印象が強い。
調子に乗りすぎてか、抜けられないチューブに潰されて、手術台の世話になってしまった。右ひざをリーフで抉られたように負傷。病院があれば縫いたい感じの怪我だが、半径400kmに病院はない。化膿しないことを願いながら、ブラブラしている皮膚を水絆創膏でくっつけることにしたが、この水絆創膏が痛いの痛くないのと言ったらない。この後、乗船中はケガのケアで随分時間を潰す事となった。
潮も引いてきて手術台の岩も水面から顔を出して来てしまい、みんな船に上がってきた。このHTのビーチには地元の人の村やサーフキャンプがあり、船を停泊させていると、木彫りの人形やら箱などを丸木船で乗りつけ売りに来るのである。私は興味がなかったのであまり見なかったが、リサは色々値切って買ったりしているようだった。
サーフキャンプは長期滞在のサーファーが多く、1ヶ月とか2ヶ月も滞在しているということであった。ほとんどがオーストラリアからだが、日本人サーファー2人とも出会った。面白いので話を聞いてみると、一泊3食付いて500円程度だそうだが、電気もなく、冷蔵庫もなく当然冷えたビールもなし。村人は木彫りに夢中になり魚を釣りに行かなくなり、毎食、米、野菜、卵という1パターンで食生活が貧弱だと言っていた。それならと、私とハセはNaga
Lautのエアコンの効いたキャビンでビンタンを振る舞い日本のお菓子、味噌汁などをお土産に持たせて、喜ばせた。
ちなみに、2人の日本人キャンパーの1人と後日ハワイのアラモアナボウルズのビーチでバッタリ遭遇した。ハワイに仕事を探しに来ているとの事だった。